写真スタジオについて

どのご家庭にも1〜2枚は懐かしいスタジオで写した写真があると思います。

昭和30〜50年代のモノクロの写真や、その後のカラー写真に写された家族の姿に当時が思い出され、懐かしさだけでなく、当時を思い出す事で癒されたり前に進む行動力を与えてくれます。

1950年代のお母さんたち
1960年代の中学生と先生
1970年代

スタジオ写真の始まりは、

ヨーロッパで1850年前後に写真が発明され、日本に写真術が持ち込まれた。1865年以降写真館が日本各地で開業され、長野市でも明治20年代(1890年頃)に人物写真を撮影する写真館が「営業写真館」として開業しました。

当初の写真館は、スタジオ(写場)には背景(模様や風景などが描かれた布バックや無地の紙バックなど)が備えられ、撮影に必要なカメラや照明用の機材・小道具などを用意していて、お客様が写真館に来場して撮影が行われました。

  ※現在の写真館の外観内部は50年前より変わり、また撮影方法・作成写真などは時代に即した形になっています。

 例えば、

  ●撮影方法は、以前は数枚撮影して作成したのを、現在はスタジオ内に数パターンの背景や、ガーデンなどで数10〜数100枚撮影して、モニターやW E Bで後日お客様が選んでいただくスタジオも増えています。

  ●仕上がり写真は、以前は台紙に入れた写真が主でしたが、現在は他に数ページのアルバム作成が増えています。それからデータだけやフォトフレームなど新しい素材の写真も増えています。

写真館での撮影は日本の高度成長に比例して増えて、特に婚礼ブームでの撮影はスタジオ経営の方向が変化しましたが、好景気時代が過ぎバブルが弾けた頃から、スタジオ回帰の傾向も増えました。同じ頃、衣装美容を常備し子供写真に特化したスタジオが開業し、その後呉服店の利点を前面に出したスタジオや一軒家型のハウススタジオ・こだわりのコンセプトのスタジオなど開業し現在に至ります。

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